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北三陸久慈 2月の「ジオパーク」Action~3講演開催

 2月に入りジオパーク関係の講演が3本連続開催されます。 久慈商工会議所部会、野田村生涯学習大会、岩手県県北広域振興局保健福祉環境部と主催者はそれぞれ違いますが、昨年12月22日三陸ジオパーク「2年間の条件付き再認定」以後、年明けから企画が進められてきました。日本ジオパーク委員会の審査結果報告を受けての再アクションとなります。 私見ですが、6日の三陸ジオパーク推進協議会 杉本伸一上席ジオパーク推進員による講演は、日本ジオパーク委員会(JGC)条件付き再認定の内容を踏まえた改善方向性の示唆を含むことでしょう。 10日野田村での盛岡市立高校 小野寺弘幸教諭(岩手県地学教育研究会事務局)の講演は、北海道大学名誉教授 平川一臣先生とともに津波堆積物調査のフィールドワークを重ねてきた小野寺先生による野田村十府ヶ浦南端で調査の堆積物層序には約7000年間に渡る18層もの津波堆積物が確認され、三陸沖のみならず北海道・千島海溝由来地震による大津波にも注意を払うべきこと、地質地層を始め岩石・化石など足元の地域の成立ちを理解する自然科学的な理解を促進されたいことなど講演されると思われます。 そして17日 県北広域振興局「平成29年度環境講演会」では 三陸ジオパーク推進協議会事務局 吉原武志次長より~三陸ジオパーク認定の経緯、認定以後の推進協議会の取組みや改善の方向性 久慈市観光交流課の佐々木和久ジオパーク研究員は~ジオパークとは、久慈地域のジオサイトや地域の誇るべきジオの恵みについて、これまでの久慈市のジオパークへの取組みや今後の方向性など 北三陸大地の恵み・ジオパーク推進連絡会 島川芳樹事務局次長は、民間団体~北三陸ジオパーク推進連絡会設立の経緯、これまでの活動、今後の取組み、官民地域連携の在り様などについて講演されることでしょう。 久慈地域・北三陸のジオパーク関係者の皆さん、ジオパークに興味を持たれている皆さん、お忙しい時期でしょうが2月講演をご聴講され「三陸ジオパーク」への理解を深める一助としていただければ幸いです。 次年度から2年間の「三陸ジオパーク」改善アクションに、なお一層のご協力をお願いいたします。よろしくお願いします。 〇2月6日(火)16:00~17:30久慈商工会議所 観光交通業部会「地元学講演会」(上山昭彦部会長)終了済~久慈商工会議所部会員多数ほかジオパークに関心のある市民有志の参集いただきました。会場:やませ土風館 多目的ホール講師 三陸ジオパーク推進協議会   杉本伸一上席ジオパーク推進員   「地質学に学ぶ久慈市の成立ち」〇2月10日(土) 11:10~12:25 *原則 野田村民対象野田村生涯学習大会 記念講演 会場:野田村生涯学習C 2F大会議室講師 盛岡市立高校 小野寺弘幸 先生   「三陸沿岸における巨大地震の履歴~地震が語る警笛」〇2月17日(土) 13:30~16:00 会場:久慈地区合庁6F大会議室平成29年度環境講演会(主催:県北広域振興局保健福祉環境部)講師 三陸ジオパーク推進協議会 吉原武志 事務局次長久慈市観光交流課 佐々木和久 ジオパーク研究員 北三陸ジオパーク推進連絡会 島川芳樹 事務局次長講演内容 三陸ジオパークの概要・認定経緯、これまでの活動、今後の展望など*講演について、詳しくは添付のファイルを確認いただき、参加ご希望の方は 主催者に直接お問い合わせ願います。よろしくお願いします。

北三陸・ジオポイント~川又川沿いの「枕状熔岩」観察経路は時間帯通行止!!

 三陸ジオパーク~久慈市山根町川又川沿いで観察できる「枕状溶岩」ジオポイントへの市道が10月29日から平成30年3月15日まで時間帯通行止めになっています。 2016年8月30日からの台風10号による大豪雨、斜面崩壊、大量の土石流により川沿いを走る市道が路面路盤崩壊となり剥き出しの砂利道状態になっていて、その災害復旧工事が本格化し来年春先まで時間帯通行止めが続きます。 この市道は川又川と長内川合流点で県道7号線に接続し、住民の皆さんにとっては久慈市街地や山根町下戸鎖・岩泉町へ向かう生活路線でもあり、早期の復旧が望まれるところです。 はるか昔遠洋海域の海底火山で噴出した熔岩が水中で風船を膨らますように次々と固まり「枕状熔岩」が出来たわけです。その後海溝から陸側に付加され、今では北部北上山地・石灰岩地帯一角の下部を構成する中生代三畳紀後期(約2億2千万年前)の産物です。 この枕状溶岩、北部北上山地では久慈市長内川水系流域や久慈川水系流域で確認できるだけで、その他には八戸市の恵比須浜に見られるだけです。 三陸ジオパークのジオポイントとなっている「枕状溶岩」は形が明瞭で、川又川沿い、深田沢、沢山川、茅森沢などで点々と観察できます。 2013年日本ジオパークに認定された三陸ジオパークですが、ジオパークではこの貴重な大地の資産を保全・活用しながらジオツーリズムなどの観光や社会教育を通じた地域振興に役立てることが求められています。 この貴重な大地の資産が災害前の状態で復旧されるよう祈るところです。

171107 第3回三陸ジオパークガイド認定講座~八戸市・種差海岸など

 第3回ジオパーク認定ガイド講座が開催されました。 今回の会場は、座学が八戸市・南浜公民館で、講師は東北大学総合学術博物館館長·同大名誉教授の永広昌之先生でした。 いつものカラーチャートなど見やすい講義資料で、北部北上山地の地質·八戸周辺の大地の成立ちなど盛沢山な内容でした。資料は見やすいんだけど~理解できたかは!?( ´艸`)です。 11月7日13:00~14:30まで永広教授の講義、その後はマイクロバスに乗り込み蕪島、恵比須浜、大久喜漁港などを廻り認定ガイドの関下斉さんと永広教授の実践ガイド・レクチャーをいただきました。 当日は暖かく気温21℃以上で、恵比須浜の枕状溶岩を観察した浜辺の草むらには黄色い蝶が舞っていました。恵比須浜から南下し大久喜漁港の西側で「チャート」といわれている岩礁を確認したところ、「どうも珪質岩に見えるが断定できない」チャートかどうかは顕微観察ですぐ分析できるとのことでした。 過去に作成された地質図或は各種公的資料でも、細部にわたり分析同定されているとは限らない。地質図の隙間を埋める努力が各地域で必要ということでした。 久慈地域でも大まかな地質は明らかになっていても、まだまだ個別のジオサイトやポイントなど未解明な部分が多いと日ごろ感じています。  大久喜漁港では、オレゴン州から返却された神社の鳥居など確認しながら、最後に種差海岸の火山岩類や岩礁に見られる地層の堆積情況なども確認して第3回のジオパークガイド認定講座を終了しました。 当日の参加者は認定ガイドや認定ガイドをめざす方25名余り、宮古市・岩泉町・八戸市·久慈市などから集まっていただきました。 当北三陸ジオパーク推進連絡会でも、平成26年・27年と2度八戸・階上エリアのジオ巡りを敢行しています。 もし機会があれば階上岳八合目まで登り、石灰岩採掘中の「八戸キャニオン」や八戸港・八戸市街地・東方・東北東へ延びる北部北上山地の海成段丘など皆で確認してみたいものです。 三陸ジオパーク推進協議会さん、講師の永広教授、認定ガイドの関下さん、ありがとうございました。 三陸ジオパークガイド認定講座も次回辺りが、単位取得のタイムリミットでしょうか? 青森・岩手・宮城3県16市町村、直線距離で南北220Km以上にわたる広大なエリアの三陸ジオパークでは市町村の垣根を超えた「広域ジオパークガイド」が必要とされています。 全エリアを案内できる「スーパージオガイド」は現状では夢ですが、ジオパークガイドにチャレンジしてみようという方は、三陸ジオパーク推進協議会事務局へお問い合わせください。*三陸ジオパーク推進協議会~宮古市五月町1-20 宮古地区合同庁舎内   ☎:0193-64-1230   📠:0193ー64-1234

日本ジオパーク再審査~現地調査ヒアリング(北部ブロック)

171031  岩手北三陸 久慈市  2013年三陸ジオパークの認定から4年目、日本ジオパーク再審査=北部ブロックが10月31日行われました。 審査員は佃先生、松原先生、柚洞先生の3人、審査2日目の31日は宮古発で田野畑村でのジオパーク授業視察、そして午前は久慈琥珀さんでの現地確認、午後は久慈市地下水族科学館「もぐらんぴあ」さん視察と13:30から北部ブロックの県市町村担当者・北三陸ジオパーク推進連絡会、環境省八戸自保護官事務所、認定ガイド八戸・久慈各2名からのヒアリングとなりました。 久慈琥珀会場では、北三陸ジオパーク推進連絡会設立を主導した「くんのこほっぱ愛好会」の歩みについて事務局次長の島川が、久慈琥珀さんの地域貢献・連携、資源保全などの取組みについて新田社長が各々プレゼンテーションを行いました。 「もぐらんぴあ」会場では、行政担当者・関係団体・認定ガイドが一堂に会し面前でのヒアリングを行い、ジオパークの現状と課題、今後の取組み方向について熱心に語る場面を持ちました。 31日当日は、久慈の後~岩泉、宮古の現地確認、ヒアリングが続くというハードスケジュール、出席者一同「もぐらんぴあ」前でお見送りとなりました。 今日11月1日17:00、審査員の先生方は既に新幹線車中でいろいろ語り合われていることでしょう。審査結果は、12月下旬に発表されるようで、結果がどう出るか気にかかるところです。 

10月25日~27日 第8回日本ジオパーク全国大会2017「男鹿半島・大潟大会」

 毎年開催の日本ジオパーク全国大会、前回は伊豆半島ジオパーク開催でしたが、今年は東北初開催!秋田県の男鹿半島・大潟ジオパークが会場です。 初日25日(水)は開会セレモニーに続き、秋田大学 林信太郎教授の基調講演「ジオパークを楽しく料理しよう!-キッチン火山学」やパネルデスカッション「ジオパークを教育に活用する視点と地域の明日への投資」、ポスターセッション、物産展、ブース出展など。夕方は大交流会。 2日目  26日(木)は、分科会9:00~12:00、エクスカーション15:00~3日目 27日(金)まで等のスケジュールになります。 2日目 分科会~首長・会長分科会は毎回開催、テーマは「トップが考えるジオパークと地域振興の明日」、また全10分科会中4分科会がジオガイドおよびジオツァー、ジオストーリーについて、2分科会が持続可能性~、理科教育~など教育連携についてで活発なワークショップが期待されます。 分科会9「人の暮らしとジオを考えるー黒曜石で人と地球の活動をつなぐ」は公開開催となります。 この全国大会開催の3日間、男鹿半島・大潟村周辺?だけではなく、少なくともエクスカーション(ジオツァー)の及ぶエリアまでは、ジオパーク一色になるかもしれません!? 基調講演や、公開分科会、ジオパークブース展示、ジオの恵み物産展など申込不要、入場無料です。 ジオパークファンのみなさま、お出かけしてみては如何でしょうか?

171007 化石研究会「第148回久慈公開例会」を開催しました!

 日本古生物学会運営の化石研究会第148回例会が北三陸久慈市で開催されました。 久慈の例会は「久慈で見つかった恐竜時代の生き物たち」をテーマに公開シンポジウムの形で行われ、10人が講演発表報告を行いました。 また、シンポジウム開会前には㈱日立製作所中央研究所の馬場里香さん等による「単色放射光CTによる化石の高精細三次元観察」についてのポスター発表がありました。 例会は大学、博物館、研究所や民間の研究者のみなさんの参加報告と久慈地域や秋田、八戸、盛岡などからの聴講者併せて60余名の盛況となりました。 この公開シンポジウムは、早稲田大学国際教養学部の平山廉教授が組織して白亜紀後期の久慈層群玉川層(久慈市小久慈町大沢田川支流域)発掘調査を進めてきた通称「平山調査団」の約10年近く=12次に渉る調査成果を久慈・北三陸地域の皆さんに報告還元しようとするもので、今後も定期的に継続開催することが望まれています。 公開例会は化石研究会主催ですが、発掘調査に特別協力してきた久慈琥珀㈱さん、後援の久慈市・久慈市教育委員会、ジオパークサイドからの北三陸大地の恵み・ジオパーク推進連絡会などの民間協力で実現したものです。 協力とは言いましても、もちろん団長の平山廉教授のお力による賜物でもあります。 これまでの調査発掘で、久慈層群玉川層上部の化石密集層=ボーンベッドからは魚類、カメ類、ワニ類、コリストデラ類、長頸竜、翼竜類、竜脚類、獣脚類、鳥盤類、鳥類、哺乳類などなど1400点以上の多様な脊椎動物化石が発見されていて、当時の多様な生態系を示す後期白亜紀日本を代表する化石産地と言えます。今後とも発掘調査が進められ大きな成果が期待されるところです。

171001 北三陸久慈市「もぐらんぴあ」にジオパーク案内板

 きのう久しぶりに「もぐらんぴあ」=久慈市地下水族科学館を訪ねました。 いつも「北三陸ジオ巡り」に参加していただいている運営会社・アクアプランツの宇部修代表への感謝の意味で、今年は年間パスポートを購入させていただきました。 通常は水族館の見学なんですが、3Fに防災との関連でビデオ上映で久慈の大地の成立ちと地震・津波の関係を解説しています。 ~で1Fから2Fへとスロープで更に「とんとことん」と3Fへ登ったら、眼の前に三陸ジオパークの解説板が設置されていました。 タッチスクリーンのパネルを触って、三陸ジオパークの案内・解説を見聞きできる仕組みになってました。右わきには「久慈でよく見る」石のサンプルもありました。いつのまに~~!! ということで「久慈の大地の成立ち」が前よりも分かりやすくなりました。しかも「もぐらんぴあ」さんWifi-freeのようです。(3Fにマークがあり)新発見! 久慈市の主要公共施設や交通の結節点、などなど外来の観光客・ビジネス客・三陸沿岸道路開通によって増加する人々の利便を考えたいところです。それに来年6月は室蘭~宮古間フェリーが新規就航となり、苫小牧航路を持つ八戸~宮古間を回遊の交通量増加も期待されるところです。 ラグビーWCもあるよね ‼ 「あまちゃん」以後、台湾・香港・シンガポール、大陸或いは海外在住の華人青年達がスマフォ・タブレット片手に街歩きする姿をよく見かける「あまロス」の久慈です。