7月の台風5号発生以後の冷夏=強いオホーツク海高気圧、カムッチャカ半島3火山噴火などなど異例の気象、低温長雨の続く中を8月10日~15日までの6日間、久慈市小久慈町大沢田の白亜紀後期久慈層群玉川層(約9,000万年前)脊椎動物化石集中層を調査中の「平山調査団」は、この15日今回の調査を終了しました。
連続した複数のカメ化石取り出しの為、最終日まで雨の中石膏固めの作業が続けられました。
カメ類は、過去に「アドクス」や「ナンシュンケンリス」化石が出ていますが、多様な爬虫類、恐竜、翼竜化石がこれまで出ましたので、或いは新種のカメの可能性も考えられます。
今回の発掘調査には、延べ36名日平均20名余りの研究者、院生、学生さんの参加がありました。
また親御さんと一緒に県内の小学生も久慈層群の現場で、学者研究者の皆さんが雨と泥の中発掘作業を進める様子を確認し、多少のお手伝いをしました。夏休みの自由研究にする子もいるようで、どう感じたのか楽しみなところです。
最終日15日には、三陸ジオパーク推進協議会事務局の方も久慈琥珀さんとの打合わせ後発掘現場に入り、平山教授達の作業状況を確認しました。
今後も久慈層群の発掘調査が進められ、新たな脊椎動物、恐竜化石の発見が期待されるところです。
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