9日より久慈入りし、北三陸久慈層群ボ-ンべッド調査中のチ-ムは、連日の雨、低温と格闘中です。
昼の調査、夜の勉強会も3日目、12日晩は高橋大輔さん「浦島太郎のウミガメと龍宮探し」
~京丹後の浦島神社の伝説と城崎海岸から仏アルゴスセンターによる「追跡システム」活用のウミガメ追跡で、11月8日城崎から一度は西に向かい韓国に、その後九州地方近海を南下したこと、残念ながら1月17日を最後に通信が途絶えてしまったことなど民俗文化を織り交ぜながら、文理融合の話題提供をいただきました。
アオウミガメの繁殖地は、先島諸島と小笠原諸島ということで、通信の途絶えたカメさんも南下途次で、その後無事に「龍宮城」入りしたことでしょう。
平山廉先生、今晩の話題は「ベトナム古第三紀の脊椎動物化石」についてでした。
中越国境のベトナム側、石炭露天堀炭鉱の炭層下泥岩に含まれる化石について話され、ベトナムでは多様な陸生、淡水生カメ=熱帯性カメ類や南限の亜熱帯性カメ類化石20種類以上が発見されており、特にイシガメ科の甲羅がぶ厚いという特徴や椎板中の特定部分に明らかな形の違いが確認できるなどの示唆がありました。
これは、当時のベトナムイシガメ科カメの多様化を示すのでは?~などなど、脊椎動物化石研究について発展途上のベトナムの状況にも触れていただきました😅
10日は平山先生「久慈層群の古生物学」、Kさん「千葉県袖ヶ浦市吉野田のボ-ンベッド発掘調査」
11日はKさん「日本古生物標本横断デ-タべ-ス構築と標本管理」KTさん「大分県鮮新世津房川層の小型哺乳類」でした❗
丹後半島伊根町の浦島神社延年祭で詠われる歌詞、慶尚南道言葉で解せるとか!?
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